猫箱をつつく

07th作品の感想・考察を垂れ流しです。

うみねこEP6について、思考を改めた(メモ)

うみねこのなく頃に EP6、今までなんとなくしか捉えられていなかったので、思考更新。

 

これまでの見解:ヱリカの戦人との挙式を阻止後、雛ベアトと姉ベアトが融合してEP5までのベアトリーチェに戻る(ただ、ピース足りなくないか、とは思っていた)。

更新した見解:雛ベアトと姉ベアトが融合して、真のベアトリーチェが蘇る。

 

個人的なヤス人格の定義:出産できない体、金蔵の近親相姦により生まれた子ども等、"安田紗代"におけるあらゆる負の環境・背景・感情を担った人格

 

EP1~5のベアトリーチェの正体:ベアトリーチェ + ヤス

 

ベアトリーチェ:純粋な戦人への好意 + 六軒島の主でいたずらっ子

ヤス:戦人を救世主とした信仰(戦人だけが自分を救える存在だと信じていた)を持つ

過去の記憶は都合よく修飾されやすい + 戦人とコンタクトをとらなかった(現状の戦人がわからない)ので、「戦人なら謎が解ける」「自分を受け入れてくれる」と強く信じるようになった。

(譲治はたぶん謎解きのセンスがないと、一緒に過ごすうちに思っていた?これも"戦人信仰"の原因か。)

→ 戦人信仰を「戦人への好意」と勘違いしたヤス、類似した気持ちを持つ"ベアトリーチェ人格"に憑依 = EP1~5のベアトリーチェ(84年〜86年のベアトリーチェ

→ 紗音や嘉音に対して、"家具"(安田紗代の人格のうちの一つでしかないため、恋を成就できない存在)と揶揄していた、自分もそうであるはずなのに。

= 主人格(ヤス)が融合しているので、他人格に対して強気に出ている

※ 戦人信仰≒オヤシロ様信仰

 

ヤスは戦人を「信仰」しているが、「好いて」はいないので、戦人の気持ちを考えていない、自分勝手な行動をする。

・1986年10月4~5日にかけての戦人自身、実父・留弗夫の殺害

(戦人が帰ってきた時点で、戦人が留弗夫を許したことは自明。留弗夫の死により悲しむ可能性は考えられる。)

・右代宮家の人間が殺されるのを戦人のせいにする

子どもを産めない身体であること:夏妃と金蔵が悪い

身内ばかりに恋をしている:金蔵が悪い

→ 金蔵が気持ち悪いから、金蔵の血が流れるやつらを根絶やしにしたい。

= 戦人が約束を守らなかったことと結びつけるのは強引(個人的感覚)

個人的感想:自分のせいで他人が死ぬとか胸糞悪すぎる。好きな人に対しては絶対やりたくない。

個人的感想:そんなに好きなら、手紙、出しちゃえばぁ?

(神格化した存在に対して手紙を出すなんて、そんなおこがましいこと、できませんよね?)

 

・ヤスは"戦人信仰"を"恋"と勘違いしていた = ベアトリーチェに憑依

・ヤスの中の"イマジナリー戦人"と"リアル戦人"の格差が大きかった(謎は解けない、約束も覚えてない、最悪....)

→ 過去の戦人(イマジナリー戦人、救世主戦人)を返せ = リアル戦人への恨み = 全裸首輪戦人の誕生、そなたは無能だ、発言

→ 過去戦人(救世主戦人)がいつまでも現れないことに絶望(現実を受け入れた?)したヤス、自害 in EP4, 5

→ 純粋に戦人を慕う、真ベアトリーチェの復活

 

戦人信仰はひぐらしオヤシロ様信仰に近い。

雛見沢村民「部外者に対してオヤシロ様は怒ってる!」

オヤシロ様「いや、そんなことないけど?祟りとか望んでないし。」

雛見沢村民のオヤシロ様信仰は、ただの村民の願望。

オヤシロ様の心なんて考えないというか、勝手に解釈する。

 

ヤスの前に現れたのは、自分が想像していたのとは、全く違う戦人だったんでしょう。

EP8で縁寿が戦人(十八)と会った時の感情に近いのかもしれない。

6年という月日な長くて、特に幼少期〜青年期にかけてなんて、色んなことを経験して、吸収して、簡単に変わってしまう。

「リアル戦人が死ねば、戦人は誰のものにもならないし、イマジナリー戦人が永遠に保存される、神になってくれる」とも考えられる。