ひぐらしのなく頃に卒 第1, 2話視聴後の感想
7/1(木)に放送された「ひぐらしのなく頃に 卒」を観た直感的な感想を忘れないうちに記します。考察はあまりありません。
最近、「When They Cry」について考えていると、人間性であったりとか、生き方であったりとかばかりを考えています。(主にうみねこのなく頃に)
それを含めて、思ったことが多々。
北条鉄平と同じように、間宮リナが改心?している。
レナ父を騙すつもりなんてなく、風俗店なんかに来ないように言って欲しい、とのこと。
リナさん、レナを見たら余計にそう思うかもしれない。
レナが良い子だから、リナは父親に娘と向き合うべきだと、言ってくれたかもしれない。
レナはH173を投与されているので、思考ロックがかかっている。間宮リナは悪いやつ。
「うみねこのなく頃に」のハロウィンパーティーが頭をよぎった。
縁寿が否定した、右代宮金蔵の姿。
古戸ヱリカ「瑣末な真実で失明することによって、どれだけの真実に自ら目を背けてきたのだろう。」
「こいつはこういうやつだから」という主観のロックが入ると、真実は濁る。
それをまた、竜騎士先生は表現してきた。他の作品でも何度も表現されている。
「間宮リナは悪いやつ」だと思い込んで排除したレナが真実に気づいた時、一番つらいのはレナだと思う。私はそれを知っている。
レナが「幸せになるために努力をしている」状態は、地獄であると私は思うから、その地獄をループさせているんだよ、沙都子...。
レナ視点、どうしてこうなっているのか分からないだろうから、理由も分からず解決策のない地獄をループするのと同じことで、まるで梨花みたいだな、と思う。
「ひぐらしのなく頃に 業」のOP, EDジャケット絵で梨花レナが手を繋いでいたのは、そういうこと?
「When They Cry」は赦す作品だと思っている。
梨花も、縁寿も、赦した。紗音も赦せば、生きられたかもしれない。
「ひぐらしのなく頃に 業」OPで、梨花が手を伸ばした先で待っていたのは、首を締めようとしてくる二つの手だった。
「ひぐらしのなく頃に 卒」OPで、かき消されそうな沙都子の手を握ったのは、制服からしてたぶん梨花。
梨花は沙都子を赦すんだろうな、と思った。
沙都子は他人を地獄のループに閉じ込めることの罪深さに気づいてない。
その罪深さを理解した、覚悟の上でループするなら、全く構わない。
「When They Cry」はエゴをぶつける作品だと思っているから。
鷹野も、梨花も、ベアトリーチェも、みんなエゴをぶつけてきたから。
沙都子には、罪深さに気づいてほしい。
それで沙都子がどうするのかを、私は観たいと思っている。
きっと、それが誰かの人生の参考になる。