キコニアのなく頃に 【妄想Phase1】
こんなものはどうせ妄想に決まっています。
・ジェイデンは都雄を愛している
・ジェイデンはPhase1では語られていない何かしらの役割を担っている
という超個人的な思考に基づいて作成しております。
また、口調のコピーが下手かと思いますがお許しを!><
登場人物は都雄くんとジェイデンさんです。友情出演(セリフだけ)渚カヲルくん。
なく頃にの主人公だから、都雄ちゃんは誰かの悲願を叶えるための存在?
なら、俺が都雄ちゃんの悲願を叶える存在になってやるぜッ!
―――超天才ジェイデン様
...あれ?俺は...どうしたんだっけ。
ここは...?...あれは、地球?
赤く染まった地球。そこはもう、生命がいられるような環境ではないことは明らかだった。
そ、そうだ、都雄はッ!?
あいつ、暴走してッ!!止められるのは俺ぐらいしかいねぇ!!
早く、止めないと!!
そう思って、俺は...止めに入って...
...そうだ、それで俺は、呆気なく...都雄に殺されたんだ......。
なんで...なんでだよ....都雄ッ!?
そ、それで、ここはどこなんだッ!?どうして俺は生きて...!?
地球が全体が見える。居る場所は明らかだ。宇宙だ。
どうして俺は宇宙に居るんだよッ!?
早く地球に戻って、都雄を止めるんだ!!
―― ジェイデン。お前の役目はもう終わりだ。ご苦労だったな。
はぁ?何言ってんだ!俺の役目ってなんだよッ!?
―― お前の役目は御岳都雄と交友関係を築き、邪魔をすること。思った通りだ。プログラムとはいえ、人間だ。情はある。お前のおかげで御岳都雄に隙が出来た。我々の勝ちだ。
お、俺は...俺は...
―― ジェイデン。貴様という駒にもう意味はない。これで終わりだ。
目に見えない"何か"が俺の方に迫ってくる気配を感じた。
ここで動かなければ、俺は消される。"何者か"によって。
それは、人を超越した存在。俺はそいつらの...駒?
俺は...
...俺には、意思がある。
「ななな、なにすんだよジェイデン、この野郎ッ!!俺のファーストキスを返せッ!!!っていうか、ここ...どこだよ...?」
突然ジェイデンが目の前に現れたんだ。
そして...唇を奪われて...今に...至る...
お、思い出すだけで恥ずかしいぜ...お、覚えておけ、ジェイデン!!
「まぁまぁ、落ち着けって、都雄ちゃん。」
いつもの口調でジェイデンが諭す。
「お前!!さすがに破廉恥が過ぎるぞ!///」
「さすがにこの超天才ジェイデン様でも、暴れる都雄ちゃんを抱っこするのはちと厳しいんだよ...仕方ないだろ、暴れる子をあやすには、チューが一番なんだよω」
「もう少しだったんだッ!!もう少しで俺は、」
俺は...?
俺は、何をしていたんだっけ...?
ジェイデンに連れられ、ふわりと、どこかに立つ。
遠くに見えるあれは...真っ赤に染まった、地球。
ここは、どこかの惑星。
諸々の環境8MSの機能停止、医療用8MSの暴走...地球は荒廃した。
生きてる人間なんてほとんどいなかった。まさに、地獄。
そこで俺は、、、アイツと出会った。
アイツを見た瞬間に俺は...殺さなきゃと思って、それで...俺は...
アイツ...アイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツアイツ
殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス
「落ち着け、都雄。もう手遅れだ。」
手遅レ...?
「もう間に合わねえ。人類の負けだ。今頃みんな、死んじまってるぜ。」
「そんな...嘘だッ!!まだだ、まだ、みんな生きてるんだろ!?
なぁ、なんかのドッキリなんだろッ!?なんかのなく頃にだっけか?みんな殺されたフリしてビックリさせよー!ってやつだろッ!?そうなんだよな?」
「...なぁ、都雄ちゃん。お前が望んだ世界なんだぜ......?どうしてそれを拒むんだよ?」
「望んでねーよ、こんな世界!!」
「お前は戦争なんかしたくないって言ったぜ。戦争が起きるのは、人が居るから。人が居なきゃ、戦争なんか起こらねえ。つまりこれは、お前が望んだ世界だ。」
「違う!俺が、俺が望んだ世界は...!!」
「都雄ちゃん。聞くぜ。お前が望む世界って、なんだ?」
「俺が...望むのは...」
みんなが居る世界。俺たちガントレットで、平和の壁を守る世界。
「分かった。」
「分かった、ってなんだよ...もうみんな、死んじまったんだろ...?じゃあもう、そんな世界...ないじゃないかっ!作れないじゃないかっ!」
「もし、その世界に辿り着けるとしたらどうする、都雄。」
「なんでもしてやるぜ...今度こそ、俺は、みんなを守るんだッ!」
「大変だぜ?」
「それでも、俺はやる!!大浴場騎士団、団長として!!すべてを賭けて!」
「それが都雄ちゃんの、悲願なんだな?...じゃ、行こうぜ。」
「どこに行くんだよ...もう、手遅れだって...」
「約束したろ?
お前とならどこへだって一緒だって。
行こうぜ、俺と一緒に。
都雄ちゃんの悲願の世界に。辿り着こうぜ。」
分かってたぜ、都雄ちゃん。
神の悲願は、人類を滅亡させること。
こんなこと、都雄は望んでねえ。
多大なる犠牲を払ってでも、人類を残すこと。
これは大人の悲願だ。都雄の悲願じゃない。
俺は、都雄を一瞬でも止めて、隙を作るために生まれた存在。
人類の悲願を、阻止するために生まれた存在。
でも、俺にだって意志はある。
自らの意志で、運命に逆らうこともできる。
なく頃にの主人公だから、都雄ちゃんは誰かの悲願を叶えるための存在?
ダメだな、全然ダメだ。
いつから、都雄ちゃんが主人公だと錯覚していた?
どう見ても、都雄ちゃんはヒロイン、だよなぁ?
エンジェルモートの制服をあんなに完璧に着こなすんだぜ?
なら、主人公は俺だ。この、超天才ジェイデン様だぜッ。
だから俺が、都雄ちゃんの悲願を叶える存在になってやるッ!
帰ろうぜ、都雄ちゃん。
まだ間に合う、A3Wに。
俺が連れて行ってやる。
そしてもう一度、やり直そう。
都雄が望む、世界に辿り着こう。