猫箱をつつく

07th作品の感想・考察を垂れ流しです。

キコニアのなく頃に 【ギュンヒルドについて】

考察、というよりは推察。憶測が多いです。

今回は、ギュンヒルドについて。

 

ギュンヒルド:AOU ウォーキャット所属。試験管生まれ、貧困層。努力が報われてガントレットのエースとなる。

ギュンヒルドについて、個人的な疑問。

なんのフラグもなしにシールドが出なくなり、死亡したと思われるが、死亡シーンの描写はなく、不明。

他に死亡したと思われる、リリャ、鈴姫はフラグあり。

リリャ:クロエの「誰なんですか?」発言。クロエには電撃による制御権がある。

鈴姫:都雄の預言。藤治郎がガントレットの管理者権限にアクセスの描写。都雄は"アイツ"を殺すために必要であるため、鈴姫との戦闘に負けるわけにはいかなかった。

ギュンヒルドにはそういったフラグが一切ありませんでした。

そして、ギュンヒルドのシールドが出なくなった場面の後(おそらく走馬灯)で、クロエ・リリャ・コーシュカとのやり取りばかりが流れた。

同じケッテである都雄・ジェイデンとのやりとりは一切なし。

考えられること。

① 考察すれば誰がシールド無効化をやったのかが見えてくるようになっている

② ギュンヒルドによる自作自演

私はギュンヒルドが好きなので②を推したいのであります。。(以下、②とする根拠)

 

ギュンヒルド、マスターとの会話。

ガントレットナイトに這い上がる為に、形振り構わずチャンスを掴む為に、私だけが必死で、強いられた苦労の日々」

私だけが?マヤは?同じようにガントレットを目指していたはず。

ただ、ここは単に、兄弟の中でガントレットナイトになれたのはギュンヒルドだけで、私だけ、と表現している可能性あり。

しかし、ギュンヒルドはガントレットナイトになるために"形振り構わなかった"。

また、ギュンヒルドはギローイ基地にてSSクラスの上官。

ただ這い上がっただけのギュンヒルドが、あの年齢でこの階級になれるはずがない。

根拠はこれだけになってしまいますが、ギュンヒルドは誰かの駒。

生きている限りは駒として動くことしかできません。

そこで、死んだフリをする。(フィーアと同じ)

シールドが出ないフリをして、爆発に巻き込まれて死んだフリをして、逃亡。

これで、ギュンヒルドは誰の駒でもなくなります。

 

さらに、ギュンヒルド・クロエ・リリャ・コーシュカは、4人だけの仮想ルームを作っていた可能性があります。(クロエに自信を付けさせるために訓練所に送り込んでいた場面)

コーシュカがパンドラの人体実験のために接続不安定になっていた時の会話

リリャ「そっちはどうだった?」

ギュンヒルド「ご馳走様な感じです。サイコロの目が6や7の人たちは、人生が薔薇色で羨ましいです」

普段、自分がガントレットナイト判定Cから成りあがったことをあまり言いたがらないように取れるギュンヒルドが、この3人にはそのことを打ち明けていたのではないか、というような口ぶり。

フラグメントにおいて、ギュンヒルドはこの世界はおかしい(貧富の差などを含め)、滅ぶべきだ、と言っています。

コーシュカもこんな世界なくなればいい、と言っています。

この4人は、大人による不条理の被害者で、大人たちに一矢報いたいと思っているのでは?そして、それを目的としたグループなのでは?

こうすると、おかしな言動を取ったリリャ(大人たちのスパイ?)をクロエが排除したのも合点がいきます。

キコニアのなく頃ににおける主な陣営は以下。

A陣営:人を肉体から解放する。人類は精神世界で生きるべきである。

B陣営:プロメテウス騎士団。人類の生き残りをかけてA陣営と闘う。

どちらも、大人が絡んでいるはず。そして、子供を食い物にしている。

クロエ・リリャ・コーシュカ・ギュンヒルドの4人は、新たな陣営を築く。

C陣営:人類の滅亡。(シンプルな意味での滅亡。生きるに値しない。)

 

フラグメントにて、ギュンヒルド。

「人間は、所詮は動物では?私たちは、そんなにも高尚な生き物だったのでしょうか?」

精神世界で生きるのも、技術が必要。これは高尚な生物にしかできない業。

ギュンヒルドが誰かの駒であったならば、A陣営・B陣営の存在と目的くらいは知っていてもおかしくはないかと思います。

 

以上から、ギュンヒルドは生きていて(Phase1には死亡描写なし)、新たなC陣営を築き、大人たちに一矢報いるつもりなのではないかと考えました。

 

熱血クロエがこれに賛成するかなど、様々な問題はあるかもしれませんが、ギュンヒルドに生きていてほしいので、このような考察(空想)をしました。